『はかり』の定期検査

• 取引・証明に使用する「はかり」は、計量法に基づき２年に１回、定期的に検査を受ける必要があります。
  
  
• この検査は、埼玉県及び特定市（さいたま市・川口市・所沢市・川越市・草加市・越谷市・春日部市・熊谷市）が実施する「定期検査」と埼玉県や特定市に届出をしている計量士に依頼して行う「代検査」があります。

1.定期検査

• 県及び特定市（以下「自治体」という。）が実施時期を定めて、各自治体の職員が直接行う検査と、各自治体が指定定期検査機関（注１）に委託して行う検査があります。
• 検査を行う日時は、それぞれの自治体及び指定定期検査機関が日程を定めて行うため、受検者は検査日時の指定を行うことはできません。
• 検査手数料は、それぞれの自治体が定めた料金で、指定定期検査機関が実施する検査も自治体で定めた検査手数料となります。
• はかりの種類やひょう量（最大まで計れる重さ）によって、自治体が検査を行うものと指定定期検査機関が行うものとに分けられております。
  ・県及び特定市(8市)⇒ひょう量が概ね250㎏以下の機械式はかり
  ・指定定期検査機関⇒ひょう量が概ね250㎏を超える機械式はかり及び電気式はかり
  ※はかりの区分は自治体によって異なる場合があるのでご注意ください。
  

注１：埼玉県及び特定市8市から指定を受けている「指定定期検査機関」は「一般社団法人 埼玉県計量協会」のみです。

定期検査実施機関・問い合わせ先

※実施時期や検査手数料等についてはそれぞれの自治体にご確認ください。

2.代検査

• はかりの使用者が、計量士に検査の依頼を行い実施する検査で、検査の日時や場所を指定して行うことができます。（※依頼する計量士と調整してください）
• 各自治体が行う定期検査の前に代検査を行うことで、定期検査が免除されます。（※代検査を行った旨の届出が必要です。）
• 検査料は検査を行う計量士によって異なりますので、事前にご確認ください。一般的には自治体が行う定期検査（指定定期検査機関が行う定期検査を含む）より高くなります。
• 代検査を行う当協会会員の計量士

3.検査の方法

• 検査方法は、検査員が事業所にお伺いして行う「巡回検査」と、使用者が指定された検査場所にはかりを持ち込んで行う「集合検査」があります。
  
• 県及び特定市⇒集合検査又は巡回検査（自治体によって異なります）
• 指定定期検査機関⇒巡回検査
• 代検査⇒巡回検査

4.前回の検査内容等を確認する方法

• 検査に合格（定期検査免除の場合も含む）した計量器には定期検査済証印及び合格年月を表示したステッカー（通称：合格シール）が見やすいところに貼付されますので、そのステッカーを確認してください。

※合格シールの図柄やサイズは自治体によって異なります。年によって色を変えるところもあります。

[埼玉県の合格シール]

①合格シールには、必ず実施した年・月及び実施機関（計量士名）が記載されていますのでご確認ください。 ※実施機関名⇒県の場合は埼玉県計量検定所、特定市の場合は市名 ※ → 2019年11月を表わす（実施年月）

[埼玉県計量協会の合格シール]

②埼玉県計量協会の場合は、実施した月の数字のシールが貼られています。 ※ → 2019年5月を表わす（実施年月）

[代検査の合格シール]

③代検査の場合は実施機関の欄に計量士の氏名のゴム印が押されています。 ※ → 2019年を表わす（実施年）

※合格シールを見れば、実施した機関等や年・月が分かりますので参考にしてください。